プラセンタとFGF
プラセンタには“成長因子”と呼ばれる成分が含まれています。これはプラセンタならではの成分で、他のものから摂取することはできません。
成長因子にもいろいろな種類がありますが、ここではその中の“FGF”という物質について、詳しくお伝えしていきます。
プラセンタに含まれるFGFとは?
FGFは、“線維芽細胞増殖因子”とも呼ばれます。その名前の通り、細胞の増殖を促す物質です。
また、傷ついた細胞の修復をすることも分かっています。
肌はいくつかの層に分かれてできており、一番上にある層を“角質層”、そのもっと奥にある層を“真皮”といいます。
FGFは肌の内側にある“真皮”に働きかける物質です。
線維芽細胞とは?
真皮にはコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸など、美肌に欠かせない物質が集まっています。これらをつくり出してるのが“線維芽細胞”。
FGFはこの細胞を増やす働きを持っているのです。
FGFの種類と働き
FGFにも種類があり、それによって性質や働きが異なります。身近なものでは次の2つが挙げられます。
・FGF-1
線維芽細胞を増やす成長因子です。
コラーゲンやエラスチンといった弾力繊維の増殖を促し、肌のハリをキープします。
シワやたるみ、毛穴の目立ちなどを和らげることから、美容の面で注目されています。
・FGF-7
毛母細胞で働く成長因子です。
“ケラチノサイト増殖因子”とも呼ばれます。
毛母細胞とは、髪の根元に存在する細胞のこと。
毛細血管からきた栄養や酸素を受け取り、分裂を繰り返しながら健康で丈夫な髪を成長させます。
FGF-7はこの細胞を増殖させることで、育毛や発毛を促します。
FGFは他にもあり、現在では23種類確認されています。
ただ、その半分以上は発見されてからまだ日が浅く、性質や働きがはっきりと解明されていないのが現状です。
プラセンタに含まれるFGF まとめ
・皮膚の細胞の増殖や修復を促す物質・“真皮”にあるコラーゲンやヒアルロン酸をつくり出す
・肌の再生やアンチエイジングに効果的
・毛母細胞で働き、育毛を促す
プラセンタにはFGFの他にもさまざまな成長因子が含まれており、高い美容効果や健康効果が期待できます。