プラセンタはヘルニアに効く?
重い物を持つ人や、かがむなどの動作を多くする人がなりやすい“ヘルニア”。腰、お尻、肩、首などの痛みや、手のしびれなどを伴う辛い病気です。
そんなヘルニアの改善に、プラセンタが効果的という説があります。
なぜ腰や首の痛みにプラセンタが効くと言われるのか、ヘルニアが起きる仕組みにも触れながら解説していきます。
プラセンタがヘルニアに効くって本当?
ヘルニアはなぜ発症する?
ヘルニアは、“椎間板”というところに異常が発生して起こる病気です。椎間板とは、背骨の骨と骨の間にあるクッションのようなもの。
中心に“髄核”というゲル状の物質があり、その周りを“繊維輪”というコラーゲンを含んだ固い組織が囲っています。
加齢によって髄核の水分量が減ったり、重い物を持つなどの動作で椎間板に負担がかかると、椎間板の一部が変形して飛び出し、神経やせき髄を圧迫します。
その結果、痛みやしびれが起きるのです。
プラセンタはヘルニアに効く?
市販で手に入るプラセンタは薬ではありません。そのためヘルニアを必ず治すとは言い切れませんが、確かにプラセンタには、ヘルニアの予防や改善が期待できる成分が含まれているのです。
椎間板の強化や、炎症が起きた部分の修復を助ける効果を持ち合わせています。
プラセンタがヘルニアに効くと言われる理由
プラセンタのヘルニアへの効果を、もう少し具体的に見ていきましょう。炎症を抑える
プラセンタには“IGF(インシュリン様成長因子)”という物質が含まれています。IGFは成長ホルモンと似た働きをすることが分かっており、ダメージを受けた筋肉、骨、神経の細胞の再生を促してくれます。
椎間板により圧迫された神経の修復を早めることで、炎症や痛みを和らげてくれるというわけですね。
また“HGF(肝細胞増殖因子)”もヘルニアに効果を発揮します。
主に肝細胞を増やす物質ですが、その他の臓器や血管、神経などの修復もサポートしてくれます。
血行を促進させる
プラセンタには血行促進作用もあります。上記に挙げた成長因子が血管を強化。
さらにビタミンやミネラルなどの豊富な栄養が血行を良くしてくれるのです。
血行が良くなれば筋肉が硬直しにくくなり、骨の歪みや椎間板への負担を減らすことができます。
プラセンタがヘルニアの予防と改善をサポートする
上記に挙げたようなプラセンタの働きが、ヘルニアの予防や改善に繋がると考えられます。もちろん腰痛や肩こりにも効果的です。
仕事上ヘルニアになる可能性が高い、腰痛や肩こりが起きやすいという人は、日ごろからプラセンタをとる習慣をつけてみてはいかがでしょうか。