プラセンタとHGF
プラセンタには数種類の“成長因子”が含まれています。成長因子とはプラセンタにしか含まれていないもので、細胞を成長させるとして注目されている成分です。
ここではその中の一つ、“HGF”について詳しくお伝えしていきます。
プラセンタとHGF
HGFは“肝細胞増殖因子”とも呼ばれます。その名前の通り、肝臓の細胞を増やす物質です。
肝臓がダメージを受けた時に分泌されて、細胞を修復し、正常な状態に再生する働きをすることが分かっています。
肝臓は古くから再生能力に優れた臓器として知られていましたが、その再生の働きを担っているのがHGFなのです。
HGFは肝臓の他に、肺や腎臓からも分泌されることが分かっています。
例えば肝臓に炎症が起きた時には、肝臓から分泌されたHGFと、その他の臓器から分泌されたHGFが集まって、炎症を抑える…というわけですね。
またあらゆる臓器や血管、皮膚、髪、神経の細胞の修復・再生をすることも研究で明らかにされています。
細胞を増やし修復する物質は、胎児の成長にも欠かせません。
胎児へ栄養を送る胎盤、つまりプラセンタに、HGFなどの成長因子が含まれているのも頷けますね。
HGFの研究の歴史
1931年のラットを使った実験では、肝臓を2/3切除した一週間後、ほぼ元に戻っていたことから、肝臓の再生能力が優れていることが証明されました。ただ、その頃はまだ“HGF”という言葉は使われていません。
肝臓を再生している物質がHGFとして広まったのは、1980年頃。
さらにその後研究が進められ、1989年には人の肝臓や胎盤にもHGFが含まれていることが発表されました。
HGFを摂取できるのはプラセンタだけ!
HGFは細胞がダメージを受けた時に、それを修復して病気の発症を阻止してくれます。HGFがもともと体の中にあるとは言え、意識して補給してあげることが大切です。
そんなHGFが外から補えるのは“プラセンタ”だけ。
健康維持のためにも、プラセンタに注目してみてはいかがでしょうか。