馬のプラセンタ
化粧品やサプリメントに配合されているプラセンタ。美容効果があるとして、特に女性を中心に人気ですよね。
そんなプラセンタにも、いろいろな種類があることをご存知ですか?
主に使われているのは豚のプラセンタですが、豚よりも効果が高いとして注目されているのが“馬のプラセンタ”なんです。
一体どんなものなのか、豚のプラセンタと何が違うのか、詳しく見ていきましょう!
馬のプラセンタの特徴
アミノ酸が豊富
馬プラセンタが注目されている理由の一つに、“アミノ酸の含有量”が挙げられます。アミノ酸は体内で筋肉の材料となったり、臓器や細胞の働きを助けたり、肌のハリをアップさせるコラーゲンの材料にもなる重要な栄養素です。
馬の胎盤にはこのアミノ酸が豚の胎盤よりも多く含まれていることが分かっています。
安全性が高い
・寄生虫の心配が少ない馬の体温は豚よりも5~6℃ほど高く、体内で寄生虫が繁殖しにくいと言われています。
・アレルギー性が少ない
馬はもともと人間に対してアレルギー性が低い動物なのだそうです。
馬刺しや馬油など、私たちの生活に豚よりも馴染みがあるのも頷けますね。
・不純物が少ない
豚は病気にかかりやすいため、成長過程でワクチンや薬剤を投与します。
対して馬は病気にかかりにくいため、抗生物質などを投与することはほとんどありません。
そのため胎盤にそれらが蓄積するリスクもなく、不純物が混ざっていることも少ないと言えます。
豚プラセンタより馬プラセンタの方が優秀?
「効果も安全性も高いなら、馬プラセンタを選ぼう!」という声が聞こえてきそうですが、商品を購入する際に“馬か豚か”で選んでしまうのは間違いです。
なぜなら、胎盤をプラセンタエキスとして加工する際に、成分の量が変わってしまっている可能性もあるからです。
例えばサプリメントでも、豚由来のものと馬由来のものを比べても、成分にほとんど変わりない場合があります。
また、馬であっても、育てられた環境が悪ければ安全性は高いとは言えません。
どんな環境で育った動物なのか、病原体や寄生虫の検査はしっかりとされているのか、どんな抽出方法なのかなど…、製造過程に注目することが大切です。