プラセンタって何からできているの?
化粧品やサプリメントによく使われている“プラセンタ”。そのプラセンタがそもそも何からできているのか知っていますか?
「化学的につくられた成分…?」
と思っている人もいるかもしれませんが、実はそうではないんです。
なんと人からも抽出することができるんですよ。
高い健康・美容効果が期待できるプラセンタは何からできているのか、詳しく解説していきます。
プラセンタは何からできているの?
プラセンタはもともと“胎盤”のことを指します。つまり、化粧品などに配合されているプラセンタとは、胎盤から抽出されたエキスのことを言うのです。
胎盤とは、妊娠した時にお腹の中につくられる、赤ちゃんを守るための臓器のことですね。
出産と同時に排出される胎盤には、赤ちゃんを成長させるための栄養が豊富に含まれています。
アミノ酸、ビタミン・ミネラル、細胞を増やし活性化させる成長因子など…。
これらの栄養が健康維持や美肌づくりに役立ちます。
プラセンタは何の胎盤からとれるの?
・豚豚由来のプラセンタは、私たちが買えるプラセンタ商品の中で最も多く使われています。
・馬
豚の胎盤よりもアミノ酸を多く含み、品質も高いとして人気です。
・羊
日本ではまだなじみがありませんが、安全性も効果も高いとして海外では多く販売されています。
・人
人由来のプラセンタは、現在では医療の現場で医薬品としてのみ扱われています。
胎盤からとれるものではありませんが、アロエ、アセロラ、大豆などの“胎座”という部分からとれる植物性プラセンタや、鮭の“卵巣膜”からとれる海洋性プラセンタなどもあります。
胎座は芽を成長させる部分、卵巣膜は卵を守る袋のようなものです。
どちらも胎盤と似た働きや栄養を持つことから、プラセンタと呼ばれます。
プラセンタに危険性はないの?
原料が原料なだけに、使用を心配される人もいるかもしれませんね。ただ、プラセンタは胎盤から抽出された際に滅菌や検査などが行われ、安全性の高いエキスとして精製されます。
効果の高い人由来のプラセンタ医薬品でも、今のところ副作用は報告されていません。
また最近では動物由来のものも、飼育から精製まで徹底的に品質管理されたものが増えてきました。
臓器からとれるエキスではありますが、決して危険なものではありません。
ただし、プラセンタにはたんぱく質なども含まれますから、アレルギー体質の人は使用に十分注意してくださいね。