プラセンタとプリン体の関係性
豊富な栄養を含み、美容や健康に良い効果を発揮する“プラセンタ”。ですが、痛風を心配している人の中には摂取するのを避ける人も多いようです。
その理由には“プリン体”が関係しています。
ここではそんなプラセンタとプリン体の関係性を、詳しくご説明していきます。
プラセンタとプリン体の関係性は?
そもそもプリン体とは?
プリン体と言えばビールなどのお酒に含まれているイメージがありますが、実はその他にも、穀物、肉、魚、野菜など、食べ物全般にうまみ成分として含まれます。人の体の中にも元々あるもので、細胞の中にある核酸(DNAやRNA)の主成分でもあります。
細胞が寿命を迎えて壊れる時にプリン体も放出され、尿酸に変化して体外へ排出されます。
プラセンタにも核酸が含まれる
プラセンタにはアミノ酸やビタミン類の他に、核酸も含まれています。つまり、プリン体も含まれているということですね。
痛風の人がプラセンタの摂取を心配するのはこのためです。
プリン体をとりすぎると、排出しきれなかった尿酸が関節などに溜まり、肘や膝などに痛みを引き起こします。
これがいわゆる“痛風”の症状で、プラセンタをとることでこの症状が悪化するのではないか…と懸念されているのです。
プラセンタが通風に影響するは本当?
プリン体を含むプラセンタ。痛風の悪化がするのではと考える人もいますが、実際は違います。
プラセンタに含まれる、
・活性ペプチド
・ビタミンC
・ビタミンE
これらの成分は、尿酸値を高くする活性酸素の除去をしてくれます。
つまりプリン体が含まれていても、尿酸値が必要以上に高くなることはなく、通風が悪化することはないのです。
日本胎盤臨床研究会でも、プラセンタに尿酸生成抑制効果があるという論文が発表されています。
痛風の人でも安心して飲めるプラセンタ
プラセンタには確かにプリン体が含まれていますが、通風を悪化させることはありません。尿酸値が高くなるのを抑えてくれる効果も認められています。
プリン体の摂取を気にかけている人でも、安心して飲むことができると言えます。
とは言え、過剰摂取は禁物です。
飲んで痛風が必ず治るというわけではありません。
サプリメントなどを取り入れる場合は適量を守りましょう。