プラセンタの抗炎症作用
プラセンタが肌や体に良いことは広く知られていますね。ただ、なぜプラセンタがそれらに効果を発揮できるのか、知っている人は少ないのではないでしょうか。
プラセンタの健康効果や美肌効果に大きく関係しているのが、“抗炎症作用”です。
一体どんなものなのか、具体的にどんな効果をもたらすのか、詳しく解説していきます。
プラセンタの抗炎症作用
プラセンタには現在、20もの薬理作用があることが分かっています。薬理作用とは、体に変化をもたらす働きのことです。
そのうちの一つが“抗炎症作用”というわけですね。
抗炎症作用には、プラセンタの次のような働きがかかわっています。
細胞を活性化させる働き
プラセンタには数種類の“成長因子”という物質が含まれています。この物質が細胞を増殖・修復することで、体に起きたさまざまな炎症を鎮めることができるのです。
活性酸素を除去する働き
“活性酸素”とは、体がエネルギーをつくり出すときに発生するものです。体内に侵入したウイルスなどと戦ってくれる物質で、決して悪いものではありませんが、大量に発生すると健康な細胞まで傷つけて炎症を引き起こしてしまいます。
プラセンタにはこの活性酸素を減らす働きがあります。
プラセンタによって過剰に発生した活性酸素を除去することで、炎症を抑えることができます。
プラセンタの抗炎症作用で得られる効果
病気予防
プラセンタは内臓に起きた炎症にも有効であることが分かっています。例えば、肝炎や大腸炎、血管などの炎症も、それぞれの細胞に働きかけて早期改善をしてくれます。
肌荒れ予防
ニキビや日焼け後のヒリヒリも、肌で起こる炎症の一つです。プラセンタは肌の細胞を修復し、これらの炎症を抑えてくれます。
また活性酸素を減らすことで肌の細胞を健康に保ち、老化のスピードを遅らせてくれます。
アレルギーの緩和
アレルギーとは、本来体に害のないもの(ダニ、花粉、食べ物等)を体が異物と判断して過剰に反応し、痒みなどの炎症が起きてしまうことをいいます。プラセンタはこのアレルギーによる炎症にも効果を発揮することが分かっています。
プラセンタの抗炎症作用 まとめ
プラセンタ特有の成分である成長因子には、細胞を修復して炎症を抑える作用があります。また、プラセンタの持つ活性酸素除去作用が、炎症の改善をサポートしてくれます。
病気を予防・改善したい、美しい肌をキープしたい… そんな人はプラセンタの抗炎症作用に注目してみましょう!