プラセンタとコラーゲンの違い
美肌効果のある成分と聞くと、“プラセンタ”と“コラーゲン”を思い浮かべる人は多いと思います。どちらも多くの化粧品に配合されていますよね。
そもそもこの2つ、どんな成分で、どう違うのかご存知ですか?
似ているようで実は大きな違いがあるんです。
2つの違いをチェックしていきましょう!
プラセンタとコラーゲンの違いとは?
プラセンタとは
プラセンタとは、もともとはヒトや動物の胎盤のことをいいます。化粧品業界では、その胎盤から抽出されるエキスのことをいうことが多いです。
短期間で細胞から胎児まで成長させるほどの豊富な栄養や成長因子を含んでおり、疲れや二日酔い、ホルモンバランスなどを回復させる効果に優れています。
肌の代謝も活発にし、さらに肌のハリを保つためのコラーゲンやヒアルロン酸をつくる細胞を元気にします。
ヒトから抽出されたプラセンタエキスは、現在では医療用としてしか使われません。
化粧品などに配合されているプラセンタエキスは主に、豚や馬、羊などの胎盤から抽出されたものです
コラーゲンとは
コラーゲンはたんぱく質の一種です。もともと誰の体の中にもある物質で、体を構成しているたんぱく質の約30%を占めています。
多くは皮膚の内側(真皮)に存在しており、肌の弾力を保って肌表面にハリを与える役割をしています。
肌の他にも、コラーゲンは丈夫な爪をつくり、ツヤのある髪をつくる役割も担っています。
豚、鶏などの動物や魚の皮・骨に含まれており、化粧品に配合されているものはこれらから抽出されたものです。
プラセンタとコラーゲンの違い まとめ
まず大きく違うのはこの2つです。・プラセンタ…動物や人の胎盤(からとれるエキス)
・コラーゲン…もともと体の中にもあるたんぱく質。動物や魚の骨・皮から抽出される
次に肌への効果も違います。
・コラーゲン…肌や髪などのハリ・美しさを作り出す効果
・プラセンタ…コラーゲンを作り出す細胞を活性化させる効果
つまり美肌に欠かせないのがコラーゲン、コラーゲン生成をサポートするのがプラセンタ、ということですね。
それぞれ違いはありますが、美肌を保つにはどちらも効果的な成分であることは確かです。